2010.JULY.1~2.
今年の北部私学臨地研修は、長野県でした。今、『ココロの授業』で話題の「ウエジョビ」比田井先生に直接お話しを聞き、松商学園様の伝統と哲学を学ぶ、という目的です。
今回は、福知山淑徳高等学校、山口校長先生に、ご手配をお世話になりました。
関係のみなさまには、本当にお世話になりました。おかげさまで意義のある研修になりました。心より御礼申し上げます。
出発!
8:39の特急で、信州へ向かいます。今回はJTBさんに、ブッキングはお世話になっております。
到着
中央本線で「しなの9号」篠ノ井下車。
ここから上田までバス移動します。すでに時刻は14:00をまわっています。
上田情報ビジネス専門学校様に到着
スタッフのみなさんが、ウエルカムメッセージを書いたボードを手に手に、バスを待っていてくださいました。
この他にも、手作りウエルカムボードも玄関にはありました。
オープンキャンパスでも、こういう感じで高校生を迎えるそうです。
授業見学
少しだけ比田井先生のお話しを聞いてから、まずは授業見学へ。
上田情報ビジネス様は、公務員コースが人気で、しかも一年コース(実質は半年の学習)がある意味でウリです。
その分、かなり授業は多く、そしてハードに学習するようです。
授業見学その2
85分授業で4~5コマ
このコースは専門学校の授業というより。大学受験予備校のような雰囲気(ムード)です。
校舎は周辺に3つあり、コース別になっています。
2チームに分かれて見学の後は、「おやき」をごちそうになりました!
比田井先生の特別授業
この方が、今話題のヒダカズこと比田井和孝先生。奥様(美恵様)が学校長で、和孝先生は「副校長」の肩書きでやっておられます。
創設者の「佐藤勲」先生は、「珠算教室」からスタートされ、現在は「顧問」でいらっしゃいます。
話す、話す、話す。
画面では75分となっておりますが、なんのなんの、結局ウエジョビ様を後にしたのは18:00頃でしたか。
ヒダカズ先生は、本当に「熱い」方でした。
生徒募集上でも、ほとんどメリットはないであろう、私どもに対しても、本当にいつものテンション?で講話をしていただきました。
感謝です。
笑顔の力
「本気の笑顔」の力を、あらためて教えていただきました。
おもてなしの心、感謝する心、すべては「幸福」な人生の為に…。
「比田井先生に負けないように、本校(ウチ)も頑張るゾ!」そんな気持ちにしていただきました。
お見送り
ウエルカムボードに対してフェアウエルボードというか、お見送り用のボードも。(マメ!)
上田を後にする頃には、夕立ちもすっかりあがっていました。
比田井和孝先生はじめ、スタッフのみなさま、生徒のみなさん、お世話になりました。本当にありがとうございました!機会があればぜひ、京都にも遊びに来てください。
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2日目
早朝6:00
有志のみなさんで、善光寺参詣。北部私学の繁栄を祈念いたしました。
松商学園様訪問
手前の本館を完全に修理され、現在有形文化財として登録申請中とのこと。
本当に、昭和の初期の良い感じの建築物です。
奥に見えるハイテクビルの向こうにも一般教室やグランドがあります。
研修会
松商学園様より、学校紹介や入試に関するご説明をいただき、質疑応答が活発に行われました。
公立優先の土地柄は、私どもと同じですが、そんな中でも、松商学園様は、多くの生徒を集めておられます。
授業見学
質疑が活発だったので、お昼休みにかかりそうになって、急いで見学。
情報教室も充実しています。
食堂
すでにセットされているのは、寮生の分です。
また、右側の一般席も1200人規模の学校にしては少ないですが、ほとんどの生徒は何らか昼食を用意しているようです。
食券
券売機は二台で稼動。
週変わりの丼とかもあります。
中庭
本館にある八角堂のような建築物。2階の丸窓にはステンドグラスが見えます。
理事室
松商学園様では、歴代の卒業生が理事をつとめられ、その互選で理事長様も選ぶと言う、極めて珍しい経営をなさっています。
本館通路
昭和の匂いがそのままです。
この松本という町は、この他旧制松本高校や開智小学校等、古くてすばらしい教育遺構がたくさん残っています。
信州というイメージも良く、うらやましい環境と言えます。
金井校長先生をはじめ、松商学園の先生方には、本当に熱心にお教えいただき、ありがとうございました。こころより御礼申し上げます。
おまけ
これが旧開智小学校です。松本城のすぐ近所にあります。
あとがき
今回の研修の帰路、何となく「原点」という言葉がキーワードのように浮んできました。
資格取得や大学合格の実績比べ、生徒募集や生き残り競争の以前の問題として、学校教育(経営)の「あり方」の問題、というかそれ以前の問題として、教師や生徒、いや、それ以前の問題として人としての「あり方」の問題…。
古き良き時代の学校の姿。変わってしまったもの、なくしてしまったもの…。あの頃の日本はなぜ輝いていたのか、あの頃の学校はなぜ輝いていたのか、あの頃の先生と子ども達は、なぜ輝いていたのか。
私たちはこれから「どのように」あるべきなのか…。まさに、今こそ「原点」に回帰すべき時なのかも知れません。
最後に、今回の研修を企画していただいた淑徳高校様、そしてこころ良く送り出してくださった各学校の皆様、仲間達に心より御礼申し上げます。この研修から、何らかの形で、どこかで、誰かに、「良いコト」が生まれるよう、願っております。
以上